坂本町紹介

2011年10月17日 (月)

球磨川の瀬-坂本町“下代の瀬”

“下代の瀬”は八代から球磨川沿いに219号線を南下すると、坂本町中心部に渡る「中谷橋」の下流にあります。ここは、荒瀬ダムがゲート全開する前からあった瀬で、ここより下流は要は遺跡の湛水域になります。

“下代の瀬」の意味は、「舟で八代に下る時は、第一の瀬といふ意味らしい」と「郷土読本(昭和7年下松球磨尋常小学校編)に説明されているようです。つまり、球磨川の舟運開通以前は人吉からは山越えをして、坂本に入り、この瀬のすぐ上流からを利用して八代に下っていたようです。

P1040186 広い河原の右岸側(左手)に下代の瀬が見えます。手前の護岸に、「鉄奨附岩(かねつけ岩)」の一部が見えます。戦国時代に背後にある瀬高城が落城した時に城方の女性(歯に鉄奨を付けた既婚者)がここから球磨川に身を投げたといういわれがあります。

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P1040192s アユの良い産卵場であり、漁場となっており、季節にはアユ掛けをする人の姿がよく見られます。この日も3~4名の釣り人の姿が見えました。

P1040035 河原には簡単なテントが3張りはってありました。夜間にがっくり掛けをする漁師さんの休憩用のテントです。

P1040043s 主流と河原を挟んだ反対側にも小さな流れがあります。水はとても澄みきって、足をつけるとこの季節冷たいけれど、気分爽快です。お弁当を持って、1日過ごせば、日々の疲れもぶっ飛びそうです。

P1040039 河原からみた鉄奨附岩です。下からみると、鉄奨を付け、足を縛って身を投げたという女性たちの悲しい話も、遠い昔ではなく、自分が生きている時代の記憶であるかのごとく思わせるような雰囲気があります。「球磨川物語」(花岡伊之作著)にはこのように記述されています。

ー坂本の西十町 求麻川の左岸に瀬高と言ふ山間の一小部落がある。此部落に瀬高の城があった天正年間大友氏があ 古麓の城主相良氏を破り瀬高の城に殺到した 突然の事とて婦人は逃げる隙がない 一同死出の嗜みに 鉄奨黒々と歯に染めて 求麻川左岸に 斗立する岸頭より碧き深淵に身を躍らせて死んだ 此事実にあやかりて 由来鉄奨付け岩と呼んでいるー

碧き深淵も想像に難くなく、今なお誇れる球磨川の名勝の一つです。

球磨川の良さを改めて認識できる場所の一つです。

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2011年10月13日 (木)

荒瀬ダムが見える道の駅「坂本」

house道の駅 坂本

八代市坂本町内、国道219号線沿いにあり、荒瀬ダムの下流約500m程のところにある道の駅「坂本」は、球磨川の流れを楽しめることもあって、坂本を訪れる人たちの休憩所としてだけではなく、地元の方の日常の買い物の場所、憩いの場所ともなっているようです。P1040090

道の駅「阪本」です。道の駅の場所や営業時間については、こちらをご参照下さい。

P1020533 対岸から見た道の駅です。桜の季節には、訪問者は更に多く、桜の下でお弁当を広げる人たちの姿も見られます。

P1040103 道の駅横からは、荒瀬ダムの全景を見ることができます。ダム撤去が開始されるまでには、ここから、ダムまでの間に撤去を見学できる展望所も建設予定です。

P1040102 野菜や花の苗も売られていました。この日は10個で350円とお値段は安かったですが、そんなにいらないので・・・。数個でも買えるのかもしれません。

P1040200 道路に面した入口前では季節の花の苗や鉢がたくさん並んでいました。つい買いたくなるようなカラフルな陳列に予定もなかったのに、2鉢もとめてしまいました。今まで八代中心部に買いに行っていましたが、こちらにくる機会も多いので、こちらに来る楽しみがまた増えたようです。

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P1040092 道の駅館内です。地元内外の農産物や土産物が売られています。

P1040094 地元の方が作られた「かずら豆腐」です。普通の豆腐より硬く、つた(かずら)で結んで運べることからかずら豆腐といい、昔は一般家庭でも作られていたようですが、今では地元のグループ鮎帰会が作っているだけのようです。詳しくは鮎帰会のブログ「かずら豆腐を皆様へ」のHPを訪問下さい。切って、そのままお酒のおつまみに最高ですが、いろんな料理法があるようです。

P1040096 球磨川や川辺川のアユが入った八代の「鬼坂」の竹輪やかまぼこです。アユだけでなく柚子味などもありますが、とてもおいしいです。なお、竹輪の売上の一部は、球磨川・川辺川を守る運動をしている団体に寄付されています。

Mitikusa 球磨川を見ながら食べたくなる民宿「森屋」さんの「里のみち草弁当」。季節限定、土日販売で道の駅で販売されています。しかも、早めに売り切れてしまうので、確実に欲しい方、販売日以外に欲しい方は「森屋」さんへ。他のお弁当やパンなども販売されています。また、ここのソフトクリームもお薦めです。

P1110447 何と言っても、ここでの楽しみは、来年の4月から始まる荒瀬ダムの撤去の様子や、その間やその後の球磨川の変化が一望できることです。ここは、ダムが建設される前はその名の通りの荒瀬があり、アユの村一番の漁場になっていました。

ダム撤去がアユや地元の再生につながるのではないかという希望が見える場所になっています。

P1040106 この日は、地元の子供が掛け声をかけながらブランコで遊んでいました。「さかもと!さかもと!さかもと!」と坂本の名前だけを繰り返しながら、楽しんでいるその姿にも、坂本の明るい未来が見えたような気がしました。

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2011年10月 2日 (日)

新鮮な地元野菜の直売所。坂本町のきっちんはうす

clover“きっちんはうす”

P1030116s 坂本町破木にある“きっちんはうす”は、地元で採れた新鮮な野菜を格安のお値段で提供している直売所です。

Photo 場所は八代から球磨川沿いに向かう国道219号線を南に下り、荒瀬ダムを通り過ぎ、赤い葉木橋の下をくぐり抜けると、すぐ百済木川に架かる破木橋にでます。その手前を右折すると、約500程先の右手にあります。国道から、それたところにあるにも関わらず、八代の人たちにも結構名前が知られています。地元で育てた新鮮で安い野菜とぼたもちで有名です。

住所:八代市 坂本町 川嶽 762-1. TEL 0965- 45-8185

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P1030109s P1030663s いつも、夕方の閉店間際に行くことが多いため、殆ど売り切れでした。今日は、午後の早い時間に寄りました。なんとかセーフです。じゃがいも、さつまいも、ピーマン、ナス、ネギなど季節の野菜が並んでいます。

←ニガウリ4個入一袋とミョウガ一袋をゲット。どちらも100円でした。

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P1030456s_2何と言っても、このお店で有名なのがさつまいもで作った餅にきなこをまぶした“ぼたもち”です。冷えても固くなりません。この日は今年初めての販売といういうことで、早速いただいて帰りました。すぐ売り切れてしまうので、予約しないと、購入することができない場合もあるようです。

P1030114s “きっちんはうす”の前を流れるのは球磨川の支流百済木川です。荒瀬ダムのゲートが閉まっている時は、ここまでダム湖の湛水域に入るため、ヘドロが堆積し、本当に汚い川でした。それが今は水位が下がり、そのまま飲めそうに透明度が高い綺麗な水が流れています。夏には小さな子供も安心して遊べそうです。坂本町に今魅力的な場所が、どんどん増えていることを行く度に実感させられます。

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2011年9月 4日 (日)

坂本の民宿①「森屋」さん…お薦めは「里のみち草弁当」

notes民宿「森屋」さんは、ここにあります。

Photo_2  3号線を下って八代に入ると左手に球磨川が見えてきます。球磨川がその流れを大きく流れを西向きに変える川幅の広い萩原堤防沿いに、球磨川を右手に見ながら県道158号線(国道219号線は対岸)を坂本方面に進み、遥拝堰を過ぎると、車なら数分で最初の集落・古田があります。この古田地区に民宿「森屋」さんはあります。

民宿「森屋」さんの地図

古田地区に入り、すぐ左手上方をみると、「民宿」と書いた看板が見えます。駐車場は県道沿いにありますので、そこを利用してそこから徒歩で登って行っても、3分ぐらいもかかりません。歩くのがいやな方は古田集落の入口に左手に入る細い道を登っていくと、「森屋」さんの前まで車でいくことができます。

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notes才能多岐に亘るご夫婦で経営

入り口を入ると、浮きや釣り糸など釣具が並んでいます。釣具も販売している「森屋」さんはご夫婦とお母さんで民宿を経営されています。

お部屋に入ると、季節の草花がいけてあったり、センスの良い小物があちこちにさりげなく置かれていますが、これらはみんな奥様の裕美さんの作品です。民宿に飾るだけでなく、裕美さんは陶芸教室やアクセサリーやタペストりー作りのワークショップを開催をされるなど活発な活動をされています。

ご主人の進さんも民宿経営の傍らと目の前の球磨川で鮎などを川漁をされているのですが、それだけではなく、八代市の地域おこしにも積極的に関わっておられます。また、ご夫婦で川をフィールドとして、川遊びや美化活動などの楽しい企画を頻繁に企画されるなど、ワイルドな一面をお二人とも持っておられます。

活動範囲がとても広いお二人なので、全部紹介することは到底無理なので、詳しいことは「森屋」さんのブログ、「♪釣り船・民宿・森屋♪」を見て下さい。

P9030403s ↑尺鮎を焼く、ご主人の進さん。裕美さんと一緒の写真じゃなくて残念~!

notes野外で食べたくなるお弁当ー「里のみち草弁当」

裕美さんは、もちろんお料理も達人。毎日のようにおいしそうなお料理やおやつがブログやfacebookで紹介されています。しかし、何と言ってもお薦めは、「里のみち草弁当」です。

みんな球磨川や周りの森の自然の恵みを材料に作られたヘルシー弁当で、且つとても美味しくいただける逸品です。

Photo_2 これまで3度頂きましたが、その四季折々の自然の恵みを使っていますので、お惣菜など微妙に違います。それがいいところです。献立の詳細はこちら

そのネーミングが示すようについつい野外で食べたくなるお弁当です。そこには裕美さんの工夫の跡が見られます。リックやバックに入れやすいサイズ・・・持ち歩いてもお弁当の中身が片方に寄ってしまったという経験は誰でもあると思いますが、このお弁当なら大丈夫。家族や恋人の分を重ねていれ歩いても、全く大丈夫です。

二つめの工夫は、食べた後に「捨てずに持って帰りたい」と思ってしまうシュロで作ったお弁当箱です。再利用も考えられたんですね。

そして、何と言っても魅力はワンコイン-そう500円というお値段です(消費税別)。自然素材で手つくり、これが他には真似できないところだと思います。

土・日曜日には坂本の道の駅でも販売されていますが、早めに行かないといつも売り切れ。数必要な時や平日は事前に注文していただくといいようです。

「家庭でお客様に出してもいいし、作るのが面倒くさい高齢者のお昼ごはんにもいいよね」と思わせる味・栄養、見た目、エコと4拍子揃ったお弁当・・・坂本にお出かけの際は是非、一度お召し上がり下さい。

ダム撤去を前提にして、ゲート全開されて流れだした球磨川・・・お天気が良い日は、そんな球磨川を眺めながら、「里のみち草弁当」を頂く。それだけで幸せな気分になりそうです。

notes更なる夢・・・「ふるさと起業家」に認定されて

013 内閣府認定の補助事業「ふるさと起業家」支援事業は、地域の農産物を生かして加工・販売・流通を生み出す起業家を応援する事業です。8月27日に進さんが県内10人目の認定者となりました。全国でも71名しか認定されていません。認定を受けて、進さんと裕子さんの夢はますます広がります。地元のどういう農林水産物の利用した産物が生み出されるのかとても楽しみです。(←地元紙でも紹介されました)

今、坂本は日本初のダム撤去となる荒瀬ダムの撤去を来年の4月に控え、町民には明るい笑顔が見られます。そんな坂本に、更に元気を与えてくれそうな民宿「森屋」さんを応援して下さい。

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