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2011年6月 4日 (土)

流域県学会、研究発表会、6月11日開催

不知火海や球磨川流域圏を様々な視点から捉えようと平成18年に設立された不知火海・球磨川流域圏学会も6年が経過しました。毎年流域各地で開催している研究発表会は今年は八代市で行うことになりました。

その地域の話題をテーマにした基調講演や研究発表が多くなりました。今年は八代の干拓の歴史や荒瀬ダム・不知火海をテーマにした発表、また、写真家麦島勝さんの写真の特別展示などが予定されています。

◆研究発表会のご案内チラシ参照)

日時:平成23年6月11日(土)

    写真特別展示及びポスター発表 午後12時30分から

    基調講演及び研究発表       午後2時から

会場:やつしろハーモニーホール 大会議室AB

参加費(資料代):一般1,000円、会員500円       

Photo※この研究発表会は八代市及び八代市教育委員会の後援をいただいています。

◆特別展示「写真でつづる昭和の八代ー麦島優写真展」午後12時30分開場

展示作品:「鮎干し」「ハゼの実採り」「荒瀬ダム見物」「球磨川の砂利すくい」「筏流し」「寒海苔つみ」「など。

◆基調講演「八代の干拓の歴史」

   講師:戸田市治氏(八代市文化財保護委員長)

八代平野の70%は、1600年代から始まった干拓による造地です。現在の埋立工事とは違って、干拓事業は苦難の連続でした。八代に住む者にとって、干拓の歴史は八代の歴史そのものですが、その歴史についてはあまり知られていません。楽しみな講演です。

◆研究発表

1)「河川環境がヌマエビ類に及ぼす影響」田畑清霧(東稜高校教諭)

2)「荒瀬ダムに関する資料分析」 溝口隼平(東京大学愛知演習林農学共同研究員)

3)「球磨川河口干潟の底生生物の特性」 つる詳子(自然観察指導員熊本県連絡会副会長)

4)「宮崎の海岸林と砂丘と砂浜」 林裕美子(ひむかの砂浜復元ネットワーク代表)

5)「アマモ苗の移植機の開発について」 大和田紘一(東京大学名誉教授)

6){写真でつづる昭和の八代ー麦島勝写真集よりー」石原浩(八代市博物館学芸員)

◆ポスター発表

■写真展示「球磨川今昔」■八代海におけるChattonella antiqua赤潮発生とそれに関係する環境条件■八代海におけるピコ植物プランクトンの植物プランクトン群集への寄与■Capitella sp.Iと微生物による魚類養殖場の有機汚泥浄化作用の解明■干潟の微生物群集と有機態リン分解酵素活性の関係解析■干潟の微生物群集と有機態リン分解酵素活性の関係解析■その他

※不知火海・球磨川流域圏学会に関する詳細はこちら

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