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2011年12月 5日 (月)

荒瀬ダム撤去の許可申請許可証、交付される

apple12月5日、待ちに待った撤去許可書交付

知事が撤去を表明し、撤去に向かって準備が進められていたものの、地元にしてみればなかなか安心できないのが事実です。今日、9月に申請を出していた撤去許可申請に対し、国から許可証が交付され地元はホッとしています。

Kabasima_2 今日の県議会冒頭に、来年4月に予定されている知事選挙への出馬の意向を問われ、知事は出馬の意向を表明しました。荒瀬ダムの撤去決定に至る経過には、潮谷前知事が決定した撤去を翻し、その後水利権更新が困難となり撤去決定を行うなど、二転三転あったものの、続投して、責任持って撤去工事を進めてほしいというのが、地元の正直な気持ちだと思います。

自民党の村上寅美県議からは、「12月県議会に提案されている、来年度の撤去予算一七億円を認めれば、国からの補助がでなくなり、県民の理解が得られないのでは」旨の質問がありました。蒲島知事は、「今後も国への要望、コスト削減、企業局の運営努力を行う。また環境省の交付制度の利用も期待している」と撤去費用削減に努めると説明しました。

一昨日3日に開催された県と県選出国会議員の意見交換会において、民主党の松野頼久衆議院議員も、荒瀬ダム撤去費用について「荒瀬ダムは環境省の事業として、自然回復型の公共事業として確保したい」と述べています。

ともかくも、日本初のダム撤去に向けてまた大きく一歩前進しました。

■■NHKニュースから■■

荒瀬ダム撤去 正式に決定

八代市にある県営荒瀬ダムについて国は5日、熊本県に対してダムの撤去工事を許可する許可書を交付し、既存のダムとしては全国で初めて撤去されることが正式に決まりました。
八代市にある県営荒瀬ダムは熊本県が昭和29年に一級河川の球磨川に建設した水力発電専用のダムです。
その後、ダムは老朽化し、平成14年に県はダムによって流域の環境が悪化しているという地元の声を受けていったんダムの撤去を決めましたが、平成20年には財政難から撤去計画を凍結していました。
しかし、撤去凍結に対する地元の反発や、川の水を使う権利「水利権」の更新に地元漁協の同意が得られなかったことから、去年2月、再び県はダムの撤去を発表し、ことし9月に河川管理者の国に撤去工事の許可を求めて申請書を提出していました。
国は今月2日付けでダムの撤去工事を許可することを決め、5日、国土交通省の八代河川国道事務所で熊本県に許可書が交付されました。
これで荒瀬ダムは既存のダムとしては全国で初めて撤去されることが正式に決まりました。
県では来年度から6年かけて荒瀬ダムの撤去工事を行うことにしています。
国から荒瀬ダムの撤去工事の許可が下りたことについて、蒲島知事は「国をはじめ関係者に感謝を申し上げる。地元や県民との約束である来年度からの荒瀬ダム撤去に向け準備を進めていきたい」というコメントを発表しました。

12月05日 18時28分

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