荒瀬ダム撤去開始に向けた八代市の取り組み
9月八代市議会の一般質問に応えて
9月議会の一般質問の4日目9日に一般質問に共産党の笹本サエ子議員が荒瀬ダム撤去に向けた八代市の取り組みについて質問を行いました。質問内容は、撤去記念事業などのイベント実施に関する予定についてです。
以下、質問に対する答弁です(要約)。
撤去記念事業などのイベント開催について
答弁:荒瀬ダム撤去という日本国内初めての歴史的な出来事を契機とした取り組み等に関しましては、地元の市として、可能な事業を実施することとしており、更に民間のイベント等に対しましては、公的な助成制度の適応があるような内容であれば、積極的な活用を促すとともに、場合によってはアドバイスを行うなど、市民活動の一助となるよう併せて努めて参りたいと考えております。
撤去記念事業の公的な助成制度について
答弁:昨年度、坂本町において、地域住民の方々が荒瀬ダム撤去による球磨川の再生が、地域活性化に寄与すると大きな期待が寄せられ、球磨川水系地区を中心としてイベントを実施したり、昔から地域に伝わる伝統食が味わえるような里を作りたいということがあった。これに、「高齢者が活躍する地域コミュニティづくりアドバイザー派遣事業」を活用しました。
また、県で今年から、定住や雇用、交流拡大に資する取り組みなどへ総合的な支援を目的にした「地域づくり夢チャレンジ推進事業」が総説されました。このような助成事業に関して情報提供を行い、地域団体の方々と積極的に関与し、地域活性化のために努めていきたいと考えています。
撤去工事の展望所設置について
この質問に対しては、展望所設置することを前提に現在、具体的な設置場所を検討しているところだということでした。現在の道の駅と荒瀬ダムの間の区間で、工事車両の進入路や資材置き場の場所確認後決定するというような答弁だったと思います。
・・・ともかくも、八代市として撤去開始に向けて、積極的に取り組んでいくという趣旨の回答でした。後、撤去開始まで半年余りです。予想される全国からのビジターに対応するためだけでなく、今後の地域活性に繋がっていくよう、積極的な取り組みを期待したいものです。
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