« 2011年1月 | トップページ | 2011年4月 »

2011年2月

2011年2月24日 (木)

菅首相、荒瀬ダム撤去財政支援、検討を支持

chick荒瀬ダム本体の撤去費用支援に関する菅首相前向き発言

荒瀬ダム撤去の費用に関しては、熊本県は30億円が不足するとしており、不足分の捻出についてはまだ目途が立っていません。以前から、熊本県は国に対して支援を求めていますが、国は本体の撤去費用以外の河川改修や護岸補修に関しては、「社会資本整備総合交付金」の利用を提案していますが、撤去費用については、出せないと回答してきました。

県営ダムですから、事業者の責任で撤去するべきという国の回答は当然のように思います。しかし、荒瀬ダム撤去については、民主等が野党時代に、代表代行であった菅首相は、地元を訪れ「国が支援すべき」旨の発言をされているだけに、地元としても、民主党が政権取ったら荒瀬ダム撤去は現実になるとの強い期待がありました。地元が要望するのは当然のことのように思います。

そんな折、昨日23日衆議院の予算委員会があり、地元の中島隆利参議院議員がこの撤去費用に関する国の支援策について質問をしています。

その時の様子は、衆議院のビデオライブラリで見ることができます(日時と質問者、中島隆利を入力して検索をするとリンク先が開きます)

  平成23年2月23日衆議院予算委員会質疑(質問者:中島隆利)

この中で、菅大臣は「なんらか国としての応援ができないかー国交大臣とも是非そういう可能性について検討してもらいたいと、支持をしてみたいと考えています」と前向きな回答をされています。

chick菅首相の答弁内容

(ほぼ、言葉通りです)

この荒瀬ダム撤去ということになりますと、ある意味では日本のダム行政にとって画期的なことになると考えています。つまりは、これまでは川の流れを止めることによって、発電とか利水とか治水とか言われたわけですが、これからはそういうものではない形で、逆に川の自然を取り戻して、例えば球磨川、川辺川であれば鮎の遡上を自然に回復させる、そういうことが観光の面でもいろんな面でも自然にとってプラスになると。

 そういうことを考えますと、今国交大臣が申しましたように、しくみとしては県の所有物でありますので、県の責任でやっていただくのが原則であると思いますが、その中で自然の回復というような観点も含めて、なんらかの国としての応援ができないかと、そういう気持ちをもって、現地でそういう発言をしました。国交大臣とも是非そういう可能性について検討をしてもらいたいと、指示をしてみたいとと思います。―

(再度、決意を求められて)

しっかりと受け止めて、検討を国交大臣とともにしてみたいと思います。―

****

国が撤去費用を支援してくれることは喜ばしいことですが、撤去費用の削減についても技術面含め、検討の上、安く、早く、安全にできる工法等の検討も行ってほしいところです。

住民からは、いまだに「堆積土砂の除去は必要ない」「水位低下維持装置の設置も必要ない」という声が聞かれます。この二つに20億近い予算が投じられるわけですが、地元の願いは撤去により自然が再生することです。

無駄な予算は減じて、その分、菅首相も言及しているように、自然の回復を目標とした球磨川再生のために投じてほしいというのが、地元の願いであり、荒瀬ダム撤去という事例を河川行政の見直しに役立たせるという視点が前提にあれば、国が予算をつける意義も見出せるように思います。

|

2011年2月23日 (水)

球磨川の青のりを使った美味しい簡単レシピ

青のりといえば、タコ焼きや焼きソバに利用したり、お吸い物やみそ汁に加えるのは一般的にですが、この季節にしか利用できない季節のもの。様々な料理に利用してほしいものです。毎日の食事に利用していますが、その一部を紹介したいと思います。

→ レシピをPDFファイルでほしい方は、こちら

チリメンジャコと混ぜてご飯と一緒に

P1110271 茹でただけのチリメンジャコを買ってきて、3~4㎝にちぎった同量の青のりにほんの少しの醤油をたらし、ふんわり混ぜるだけです。毎日食べても飽きない一品です。出来たてのご飯と一緒に食べると、ご飯3杯はいける困りものでもあります。お茶漬けにしても最高。おつまみにもいけます。

衣に混ぜて揚げものに

Photo 左は、てんぷらの衣に粉末状の青のりを混ぜて、ちくわを揚げたものです。右は3~4cmにちぎった青のりとチリメンジャコを天ぷらの衣でさくっとボール状にまとめて揚げたものです。軽く混ぜないと中まで火が通らないし、美味しくないです。天ぷら粉も小麦粉を卵で溶くより、水かもしくは少量のビールや牛乳を加えて作ったほうがおいしいです。

様々な材料と合わせてかき揚げに

Photo_2 ジャガイモ、ニンジン、マイタケ、エビ、イカと一緒にかき揚げにしました。玉ねぎやカラ芋、魚介類を利用しても美味しいです。

麩とシイタケの卵とじ

Photo_3 麩、シイタケ、チリメンジャコと青のりの卵とじです。豆腐やエビ、イカ、シメジなどとも相性がいいです。いろんな材料で楽しめそうです。ゴーヤチャンプルー風というのもありかもしれません。

漁師さんの一押し・・・やっぱり青のりご飯!

なんといっても地元の人が好きなのは、あつあつのご飯に青のりをたっぷり乗せ、醤油をほんの少し垂らして、混ぜて食べる青のりご飯のようです。Photo_4

春一番が吹く前に味わえる春の恵みです。様々に工夫して食してみてください。でも、チリメンジャコと青のりの相性は抜群です。お吸い物、揚げもの、卵とじ・・・何でもいけそうです。八代海のチリメンジャコがなかなか手に入らないのが残念です。

注文用紙はこちらから。もしくは、mouri.sy@sepia.plala.or.jp まで。味わえるのは3月一杯だと思います。まだの方は、どうぞ味わってみてください。

|

2011年2月21日 (月)

球磨川沿いを歩く(1)坂本駅~深水橋

 2月20日曇り、いつも車で眺めている球磨川を川に沿って歩くことにしました。1週間前に痛めた膝が気になりつつ、無理するようだったら引き返せばいいぐらいのつもりで、自然観察を楽しみながら歩いてみました。坂本駅に車をおいてスタート、右岸沿いに深水橋までを折り返しました。この区間は荒瀬ダムの下流にあたり、ゲート全開によって瀬や淵にまだ変化は見えませんが、水の色や匂いはすっかり改善されたようです。しかし、この日は数日前に雨が降ったこともあり、少し濁っていました。

one坂本駅

P1110137P1110134

JR坂本駅です。無人の駅です。構内には坂本町の見所案内や地元の人が撮った自然風景写真など展示してあります。坂本駅には上下線とも約1時間に1本ぐらいの割合で電車が停車するようですので、一駅歩いて、帰りはJRを利用することも考えられます。

ともかくもスタート。

two坂本グリーンパーク

P1110265 駅からすぐのところにある広場です。ここには駐車場もトイレもあります。坂本町内のお祭りやスポーツなど様々なイベントに利用されています。荒瀬ダム撤去を求めて、1000人規模の決起集会もここでしました。その時の必死な思いを思い出しながら歩きました。

three坂本橋下堤防沿い

P1110234 グリーンパークを過ぎるてすぐの四つ角を左折すると坂本橋にでます。そこから斜路を下ると川沿いにでることができます。坂本橋の下をくぐり、油谷川の合流点近くまでは、この道がお勧めです。カイツブリやコガモ、瀬セグロセキレイ、コサギなどの野鳥を身近に観察することができます。

four宮の瀬

P1110217支流油谷川との合流点下流にある宮の瀬です。宮の瀬というのは坂本村内に二つありますが、どちらも近くにお宮があります。ここは右岸に若宮神社はあり、産後のお乳の出が悪い時に参拝すればいいと言われています。川中の大きな石は「鬼渡り石」と呼ばれています。坂本村内にはこの他にも「鬼飛石」「鬼の飛び石」と鬼にまつわる岩がありますが。どれも対岸の村民を食べるために鬼が渡ろうとしたというのがその名前の由来です。昔鬼の存在が信じられていたのか、鬼を戒めとして伝えられていた何かがあったのかは不明ですが、興味をそそる岩たちの存在です。

five下代の瀬

P1110204 球磨川は舟運が栄えたところですが、川下りの便がない時代は、八代に来るのに山を越えて鮎帰経由で坂本まで出てた後舟で下っていたようです。その時一番最初に下るのがこの瀬で、「八代に下る一番最初の瀬」という意味だといいます。左手に下代の瀬、右手にJR肥薩線を見ながら下流に向かいます。

six瀬高城跡と鉄奨附岩(かねつけいわ)P1110193小高い山は戦国時代に瀬高城があったと言われている山です。手前の岩は鉄奨附岩と呼ばれるもので、瀬高城落城の際、川まで逃げてきた女性たちは、鉄奨(おはぐろ)で歯を染め、薄化粧をして、ここから球磨川に身を投げたといいます。この小高い山のどこにお城があったのか、対岸からは想像することもできませんが、鉄奨附岩の下には身を投げる程の深淵があったことを偲ぶことができます。

seven八升河原

P1110172高速の橋の下付近にある生名子地区に(おいなご)にある広い河原です。舟運の盛んな昔は、下松求麻の役場はこの地区にあり、この広い河原は舟着き場を中心ににぎわいを見せていたようです。広い河原ですが、川は急に深くなっており、川遊びには不向きかもしれません。しかし、高速の橋の下ということを差し引いても、川の景観はよく、お弁当を食べながら、ゆったりとした時間を過ごすのも悪くなさそうです。

eight川口地区

P1110150 車は生名子を過ぎたところで行き止まりで、そこからはシカよけのネットがある急な斜面沿いを走る線路を右手に、球磨川を左手に進みますが、沿川は杉や竹が多く見られます。球磨川の眺めはいまいちですが、静かで風通しがよく、夏でも快適にあるけそうです。しばらく進むと線路は左に変わり崖下の細い道を川沿いに細い道がつづきます。車が通らないことも幸いして、さわやかな森林浴気分が味わえます。

nine西日本製紙発電所と草履掛

P1110141 洒落たレンガの建物は、西日本製紙の発電所です。今は使われていませんが、最近屋根瓦も変えて、洒落た外観は喫茶店にして、ここでコーヒーでも飲めばおいしそうで、わざわざ行く価値のあるお店になりそうだと、いつも思います。

左手に見える岸壁は草履掛と呼ばれて、「球磨川一の深淵」があったところです。ここで西行法師が草履を脱いで休憩したことからその名があります。昔は、舟下りの難所と言われていた急流で、この山上には、安全を願う金毘羅宮があります。

深水橋

P1110145 発電所を過ぎるとすぐ深水川との合流地点です。合流地点の川口もまた、木材や薪炭の集積所でにぎわっていたところだそうです。川舟製造所などもここにあり、つい最近まであった製造所も今はなくなっています。

*******

梅の花がちらほら咲き始めた球磨川沿いの道は、快適な散歩道でした。車も少なく、この日行き違ったのは地元の車数台と、郵便などの配達の単車、それと町外からと思われるサイクル車数台です。新緑の季節には、ブロッコリーやカリフラワーを並べ立てたようなモコモコした照葉樹林の色とりどりの緑の中、ルンルン歩きの散歩を楽しむことができそうです。坂本駅に車をおいて、下流の段駅まで歩いて、帰りはJRを利用すれば、子供や年配者でも楽しめるコースになりそうです。

|

« 2011年1月 | トップページ | 2011年4月 »