« 2010年10月 | トップページ | 2011年1月 »

2010年11月

2010年11月22日 (月)

球磨川河口干潟をラムサール条約登録地に

cancer球磨川河口の干潟について

球磨川の河口には、約1000haの干潟が広がっています。干潟ではアサリやハマグリ漁が行われていますが、渡り鳥の休憩・餌採場所としてシギ・チドリネットワークに参加承認されています。渡り鳥が利用できるというは、いうまでもなく餌となるカニやゴカイ等が豊富に生息しているからに他ありません。

今年の8月に開催されたラムサール登録候補地検討委員会において、全国172か所の湿地が潜在候補地となっています。球磨川河口も基準2(国際的に絶滅のおそれのある種又は消失の危機に瀕している生物群集を支える上で重要だと考えられる湿地)において、クロツラヘラサギとズグロカモメが該当しているとして潜在候補地となっていましたが、最終的には鳥の基準1%を決められた年数確認がされていないとして、候補地から現在外れてしまいました。

しかし、河口干潟をここ数年調査している和田太一氏(NPO法人南種港ウェットランドグリープ理事)により、現在球磨川河口には290種の底生生物生物が確認され、そのうちの約36%104種が絶滅危惧種としてレッドリスト等に記載されていることが分かりました。

八代市民にもあまり知られていない、球磨川河口の貴重な自然。情報発信の必要性を強く感じています。

cancer球磨川河口の干潟

Photo_2球磨川河口の干潟です。球磨川は八代市において、球磨川本流と前川に分流し、球磨川本流はさらに南川と球磨川に分かれていますが、それぞれの河口に干潟が形成されています。大潮時には干満差3~4m、最大3~4km沖にまで広大な干潟が広がります。Photo

cancer多種な湿地のタイプがある河口干潟

Photo_9 Photo_10 Photo_11 干潟には河口干潟や前浜干潟、またヨシ原がある塩性湿地、汽水域と様々なタイプの湿地がありますが、これらがすべて揃っているのが球磨川河口干潟です。そのことが、290種という多種多様な生物種の生息を可能にしているのです。

cancer確認された球磨川河口干潟の生物種

Photo_5 多くの生物がこれまで確認されています。そのうち巻貝は55%、二枚貝50%、カニは20%が絶滅危惧種と、多くの生き物が絶滅の危機に瀕しています。

cancer満たしている登録の基準

ラムサール条約に登録されるためには、国際的に重要な湿地であると指定されるための9つの基準のどれかを満たしている必要があります。球磨川河口は、クロツラヘラサギとスグロカモメがこのうちの基準2((国際的に絶滅のおそれのある種又は消失の危機に瀕している生物群集を支える上で重要だと考えられる湿地)に当てはまるとされましたが、全世界の生息数の1%が飛来が、5年のうち3年以上という基準をまだ満たしていません。

しかし、底生生物においては、十分にこの9つの基準のうちの3つをクリアしていると和田氏は指摘されています。

cancerベントスにおいてクリアの可能性がある3つの基準

one基準1:各生物地理区内で代表的、希少又は固有な湿地タイプ(干潟の規模・自然度の高い汽水域など)

two基準3:ア各生物地理区の生物多様性を維持するのに重要と考えられる湿地(種の多様性や希少種の生息)

three基準8:魚介類(甲殻類、軟体類を含む)の重要なえさ場であり、産卵場、稚魚の生息地など)

これらの基準について、現在172ある候補地の中の他の候補地と比べてどうなのかが問われていくものと思われますが、国際基準を満たしておれば、必ず登録されるというものではありません。

cancer登録の条件

登録には国際基準を満たしていることの他に、自然保護法とか鳥獣保護法などにより保護区に指定され、将来にわたって自然環境の補選が約束されているかどうかという2つ目の条件があります。球磨川河口干潟が登録されるためには、まずこの保護区に指定されることが必要です。まず、この保護区の指定のための行動が必要です。

3つ目の条件としては、地元自治体の登録への賛意が必要ですが、これに関しては、八代市長が先の9月議会において、「登録に向けて積極的に行動する」旨の答弁をしています。八代市を後押しできる世論形成が市民には求められていくことになります。

Photo_2 また、ラムサール条約地は全国で37か所ですが、現在九州には2か所しかなく、熊本県内には一か所もありません。現在県内7か所が潜在候補地になっています。熊本県もラムサール登録に向けた積極的な取り組みをしてほしいものです。

cancer登録のメリット

ラムサール登録の地元へのメリットとしては、以下のようなことが考えられます。Photo_6

全国初のダム撤去となる荒瀬ダム撤去と合わせ、ラムサール登録を目指すことで、八代市の知名度がアップすることは間違いありません。また、荒瀬ダム撤去により、更に干潟の環境が改善され、絶滅の危機とされている多くの生き物の生息数が改善されれば、更にラムサールの登録の可能性は高まりますが、仮に登録されなくても、豊かな干潟が将来にわたって保全されることに繋がるものと思われます。

|

2010年11月13日 (土)

杜撰な路木ダム計画②

建設するために、いろんな嘘を重ねた路木ダム計画

Photo_4 路木川は、球磨川が流れ込む八代海を隔てた天草の羊角湾に流れ込む長さ6kmの小さな川です。ここに建設が計画されるているのが路木ダムで、目的は下流の路木地区の治水と対策と飲料水確保のための利水が目的になっている多目的ダムです。

路木ダムが建設される天草には、もともと水が不足しがちという地域の事情がありました。しかし、その水需要予測は過大でした。しかし、多目的ダムにして、地元負担をできるだけ軽くしようとした意図がありありのダムです。何故なら、路木ダムによる治水の受益地とされる路木地区では、過去路木川の氾濫で水害にあったことはなく、建設のために利用したデータや写真は他の河川や他の水害被災地のものであることが明白になっています。

治水目的は破綻しているのではなく、虚偽の報告の上に作られたものであることが分かった以上、治水目的は除外し、飲料用水のための利水が必要であるかどうかを検討すべきです。

しかし、その利水目的についても、様々な事実が明らかになっています。

路木ダムの問題を数回に分けて、報告したいと思います。

one計画は他の河川の水害を利用したものだった

Photo 路木ダムと路木川及び受益地とされる路木地区の地図です。路木ダムの治水は路木地区を水害から守るためです。その根拠として、路木ダム事業計画書には「昭和57年7月等の豪雨による洪水時には、下流宅地において約100棟の床上浸水、中流部水田において約8haの農作物被害等が発生している。」と説明されています。

しかし、住民団体が調べてみると、その被災した約100軒はすべて、路木川流域ではなくて、一町田川流域のものであることが分かりました。

また、住民が路木地区の住民を一軒一軒訪ねて、過去の水害について聞き取り調査を行っていますが、全員、過去路木川の氾濫による水害はないことを証言しています。

two「当時の記録は保存されてない」と主張する熊本県

Photo_2 上はそのないはずの被害調書です。住民が昭和57年の水害は一町田川流域の主に河浦町の水害であることを主張すると、熊本県は「当時の記録は残ってないが、聞き取りから水害はあったと思う」と述べています。しかし、上記の通り記録は存在していて、住民も入手していますが、県は「ない」の一点張りです。

three国への説明にも別の川の写真を利用した県

Photo_5 唯一県が、路木ダムが必要だと主張する証拠は、この昭和57年と平成○年の時の川の氾濫の写真です。国への報告書や再評価委員会の時に利用されています。しかし、平成15年の再評価委員会を取材したマスコミによって、この写真は別の川の写真ではないかという指摘があり、その後の調査で、全く別の川の氾濫時の写真であることがはっきりしました。

four仮に路木川が氾濫しても、路木集落は被災しない

Photo_3 路木川は羊角湾に流れ込んでいます。また、路木川と路木集落の位置関係をみると、山によって隔てられていることが分かります。従って、仮に路木川が増水や氾濫した場合、増水した水はまず羊角湾に流れます。従って、羊角湾があふれない限り、標高がより高いところにある路木集落が浸水することはあり得ません。過去、路木集落に水害被害がないことも、この位置関係をみれば納得がいくものです。

five仮に増水しても、右岸には越流しない

Photo_6 上は路木川の河口付近を上流から見た写真です。赤●が破堤地点とされています。路木集落は右手の山の向こうにあります。また、左岸の方が右岸堤防より低いことが写真でも分かります。すなはち、増水すると破堤するまえに、左岸側が溢れ、そのまま羊角湾に流れ込んでしまうことは、現場を見ると素人目にも明らかな場所です。

路木ダム問題は今

次々明らかになる路木ダムのごまかしに、現在住民は裁判「路木ダム公金支出差し止め訴訟」を起こし、口頭弁論が開催中です。

一方熊本県は再評価委員会の継続妥当の結論を縦に、強引に事業を進めようとしています。また、前原大臣誕生で国の補助ダム見直しの対象になりましたが、すでに本体着工まで進んでいるダムは除外するとしたために、熊本県は駆け込み入札を行い、予算を付け、工事をどんどん進めています。路木ダムに関しては、前原前大臣が「建設の是非は熊本県の判断に任せる」としたために、新基準による見直しからも免れています。

日本で一番酷いダム計画と今本健博先生が言われるように、嘘のデータを元にダムが建設されるようなことは許されません。最近、路木ダムを阻止するため全国連絡会もできました。

【参照】過去の路木ダムに関する過去ブログ記事

http://kumagawa-yatusirokai.cocolog-nifty.com/blog/cat33333817/index.html

===>続く

|

2010年11月11日 (木)

川辺川上流の五木ダム計画再浮上

aquarius再浮上した五木ダム問題の現状について

S_3 上は五木ダムの完成予想図です。

五木ダムは、川辺川上流の宮園・竹の川地区を洪水から守るために、昭和43年に計画された県営の治水専用ダムです。確かに、昭和38年~昭和40年と球磨川流域は大水害に遭っており、これが発電専用ダムとして計画され頓挫しかかった川辺川ダム計画を多目的ダムとして復活させた一因にもなっています。

その後ダム事業のための調査や流量の決定法など川辺川ダムと一緒に行われ、また漁協との補償交渉も五木ダムと川辺川ダムはセットで行われてきたために、県民の間には五木ダムは川辺川ダムの副ダムであると思われてきました。

また、平成15年、平成20年の熊本県公共事業再評価委員会において、川辺川ダム計画の行方が不透明になったことを理由に、本体に関する審議を保留したために、事業が事実上凍結されたと思った県民も多いダムです(実際、凍結という言葉を使用したマスコミもいる)。

実際の再評価委員会の結論は、本体に関する議論を保留しただけで、事業そのものは継続との結論を出しています。その理由について、潮谷前知事は同年11月県議会において「五木ダムの再評価については、流域が川辺川ダムと重複するために、治水計画量を決定する際の森林保水力の評価法が、川辺川ダムを考える住民討論集会において論議中の手法と同じであることから、ダム本体については評価を保留としました」「ダム事業全体としては継続と評価しました」と述べています。

平成20年における再評価委員会においても保留となり、事実上眠っていたダム計画ですが、政権交代により、ダムの見直しが始まり、この五木ダムも対象になったために、新基準に沿った見直しが国によって求められると、蒲島知事は地元からの要望もあることも理由に、平成25年に予定されている再評価委員会を待たずに前倒しして、来年度の再評価委員会にかけることを10月14日に表明しました。3 ↑五木ダムの位置

aquarius五木ダムの諸元とその問題

五木ダムは高さ61m、堰長132mの重力コンクリート式のダムで、治水専用の穴あきダムです。以下は、五木ダムの諸言で、球磨川漁協との補償交渉との際の配布された資料にあるものです。S_2

これでみると、洪水調整用量は320万㎥、堆砂容量は30万㎥です。しかし、それ以前に市民団体が入手した五木ダムのパンフには、洪水調整容量と堆砂容量が全く違っていることが分かりました。それぞれ、220万㎥、130万㎥となっています。総貯水量は350万㎥と変わりません。この違いは単なる記載ミスでは済まされません。根拠となったデータを示して県は説明をするべきです。

その他、五木ダムは治水上からも、地質上からも問題がとても多いダムです。このことについては、また次回報告させていただきます。

===>次回に続く

|

2010年11月 3日 (水)

玉淀ダム撤去問題ー荒瀬ダムに続け!

9月25日、埼玉県荒川の中流にある玉淀ダムを撤去したいという方たちから要請があって、玉淀ダムを訪れました。ここでは、2008年に「玉淀ダム撤去促進期成同盟会」が結成され、地元寄居町やその上流の長瀞町の議員さんや観光関係者、漁業者などが反対していると聞いていましたので、熊本県において蒲島知事が荒瀬ダム撤去を存続に方向転換した折には、玉淀ダムの方が先に撤去される可能性もあるとして、注目していました。

そんな現場を訪問してみました。同じダム問題を抱えていても、川と人との付き合い方や利用の仕方にはいろいろな違いがあります。玉淀ダムの現場と撤去運動に関する報告です。

club玉淀ダムと撤去問題

Photo 高さ32m、堤長102mの玉淀ダムは、電力・利水目的に1964年に建設された重力コンクリート式の県営ダムです。ダムがあるのは寄居町の荒川は殆どダム湖になっていますが、その上流にある長瀞町とその上流の秩父は自然の流れが美しい渓谷を呈し、都心が近いこともあって多くの観光客であふれかえっていました。この地域は県立長瀞玉淀自然公園にもなっていますが、観光という面からするとダムがある寄居町と長瀞町は対象的です。このダムを撤去して観光資源に生かしたいという地元の思いはもっともです。

ここの撤去運動は荒瀬ダムが地元住民から起こったのとは違い、地元出身県議や長瀞町長、両町の商工会など観光関係者の要望から起こったようでした。そのためかまだ市民運動としてまでは発展していません。

埼玉県は「まだ使える」「撤去費用がかかる(約170億円)」として現時点では後ろ向きです。撤去費用の他に、農業用水として利用しているために、撤去をすれば、別途取水口が必要になり、その費用も別途100億円かかると説明しています。

Photo_2 玉淀ダムのダム湖です。ダム湖独特の濃いt茶緑色した湖面で、とても汚いです。「荒瀬ダムも酷い時はこんなだったなあ」と・・・もう私の頭の中では過去となっている淀んだダム湖特有の色をしていました。

Photo_3 ダム直下で友釣りいる人たちがいます。右手にあるのはおとり鮎屋さんです。荒川は河口から100km程に位置するこの玉淀ダムまでダムがないために鮎が遡上してくるのだそうです(上流には3つ大きなダムがある)。ダムから上流は秩父漁協の漁場になっていますが、今年は放流事業を行わなかったために、上流では鮎釣りをする人たちの姿は見られませんでした。荒川もまた鮎釣りは盛んなようです。川沿いには球磨川以上におとり鮎屋さんが随所にありました。このダムがなければ、この付近でも本当に良い鮎が採れることでしょう。

club球磨川と荒川(中流部)の違い

球磨川はどこでも川沿いに道路があり(それも両サイド)、家が建っています。荒川は川沿いに殆ど道がなく、川を見るのは橋や鉄橋を渡る時ぐらいと限られています。球磨川流域に住む人は、どこに行くにも球磨川を見ることなしに移動することは少ないものです。川の水が濁ったり、増水したりすると、すぐダムとの関連を考えます。毎日のように、「今日の水はきれいだなあ」「いつまでも濁りが取れない」「急激に増水した。ダムが放流したな」など川の変化やダムとの関係を見ながら暮らしていいます。この川と人との距離の近さが、ダム撤去運動が高まった一因のような気がします。

長瀞町も球磨川と同じように川l下りがあります。この機会に体験してみることにしました。Photo_5

観光客の数では圧倒的に長瀞町のほうが上です。近くに首都圏を抱えていることがその差になっているのでしょう。また、護岸の自然度も長瀞が勝っていると思います。先に述べたように両岸に道路も家もない区間が多いために、自然林に覆われた岸壁や巨石・奇岩もある自然の河原は絶景で、四季折々の景観が楽しめそうです。所要時間約30分コース1500円という手軽な料金設定もリピーターを呼びそうです。

ただ、球磨川では急流下りというように、川下りのスリルを味わうという意味では、多くの早瀬を下る球磨川下りが楽しめます。長瀞のライン下りは長瀞というように長い瀞場をゆっくり下るという感じです。また、球磨川の観光のほうが鮎に依存している割合が高い印象を受けました(やっぱり球磨川の鮎が日本一!)。ラフティングは球磨川の方が盛んなように見えるのも、球磨川の急流がその楽しみを倍増させているからだと思います。

Photo_4 親鼻橋の直下にある川下りの出発点の川原です。出発前のラフティングボート、川遊びをする人、釣り人と多くの人が日暮れ前の川を楽しんでいました。向こうに見えるのは荒川橋梁ですが、球磨川同様ここもSLが走っています。

Photo_6 下り始めると、待ってましたとばかりに、岩からダイビングを披露してくれる子供たち(高校生?)。この川でも川ガキは健在なようです。

Photo_7 川下りの中間点(30分コースの到着地点)岩畳です。岩が畳が幾重にも重ねられたような岩場は、運動場ぐらいの広さがあるのですがなんと一枚岩。観光地にもなっており、多くの人が訪れていました。

Photo_8 長瀞駅前の通りはみやげ物や飲食店が立ち並び、多くの人で溢れかえる様は、私の住む八代の商店街でいうと1年に一度のお祭りの日かというぐらいの賑わいを見せていました。「これこそ観光地だ~」という感じです。寄居町や長瀞町の人がダム撤去を望む理由が良く理解できるというものです。荒川の魅力が倍になることは間違いありません。川の魅力や鮎がもたらす経済効果を考えたら、撤去費用は荒瀬ダム以上に簡単に取り戻せそうです。

club撤去運動について

9月の25日は地元の20数名の方たちに、荒瀬ダムの運動経過やゲート全開後の様子などを説明させていただきましたが、今後の玉淀ダムの撤去のための運動展開についての意見交換を行いました。運動はこれからとはいえ、リーダー的存在の方はすでに揃っている現場です。

2008年に商工会や地元議員なども参加する「玉淀ダム撤去促進期成同盟会」が結成され、寄居・長瀞両町長が反対の姿勢を見せているなど、他の撤去運動の現場と比較してとても心強いものがあります。しかし、結成されてからこれまでの撤去運動としては、県議会議員に県議会一般質問で取り上げてもらうことや要望行動程度のようです。世論喚起のための集会やイベント開催はまだ十分と言えず、多くの町民にはこの問題がまだあまり知られていません。ましてや流域住民を巻き込んだ運動展開はこれからです。

その第一弾として、11月13日にシンポジウム「玉淀ダムの環境への影響を考える」が開催されます。話題提供は、今回玉淀ダムを一緒に訪問した溝口隼平氏です。溝口氏は荒瀬ダムを始め、国内外のダム撤去の事情に詳しい人物です。荒川流域の多くの皆様に参加していただければうれしいです。

11月13日(土)秩父市歴史文化伝承館にて午後6時からです。              詳細紹介ページ:http://blogriverpolicy.net/article/167683798.html

ダム建設後甚大な被害を与えた荒瀬ダムは住民運動により、政治をも変え、2012年から撤去が開始されることなりました。しかし、荒瀬ダムに続くダム撤去の現場がなかったら、荒瀬ダムは特別なダムであるとして取り扱われ、現在のダムによる河川管理や利用の問題点になんら影響も与えることなく、これまでと同じようにダムが作り続けられていくことでしょう。

荒瀬ダムが球磨川にマイナスの影響を与えてきたのと同様、荒川においても玉淀ダムは多くのデメリットを与えてきたことが、現地を訪れてみれば容易に予想されます。そのデメリットと電力や灌漑利用というメリットを、平成26年3月31日の水利権許可期限を前にもう一度比較検討し、将来に残すべきものは何なのか考えてほしいと、長瀞や秩父の渓谷を見ながら思いました。

|

« 2010年10月 | トップページ | 2011年1月 »