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2010年8月12日 (木)

ゲート全開から4ヶ月後の球磨川下流

川には碧が、護岸には緑が復活しつつある球磨川下流

4月1日のゲート開放から約4カ月たった、8月8日、球磨川下流を訪れてみました。昔は八代から坂本町に入る付近から上流の球磨川は富栄養化した川独特の深い緑色でした。ゲートを全開してしばらくすると、遥拝堰の湛水域に一筋の流れができ、水が流れているなあという感じはありましたが、水の色にすぐ変化はみえませんでした。

それから4か月。ダムは撤去されたわけではなく、荒瀬ダム上流の水位は下がったものの、ダム湖が存在しています。しかし、ゲート全開により水が流れ出したことにより明らかに変化がでています。8月8日の球磨川の下流の様子を紹介します。

fish深見橋の下流Photo 荒瀬ダムから7km下流にあり、このあたりは、水量はダムの影響を受けない地区ですが、水質は明らかに違ってきています。水の色が変わっただけで、景色まで変わって見えます。

fish宮ノ瀬Photo_2

坂本町中心部下流に流入する油谷川との合流点下流にある瀬で、荒瀬ダム下流にあるので、ゲート全開前からあります。しかし、やはり色が全く違います。川辺川ぐらいでしか見られなかったきれいな瀬が復活しつつあります。

fishダム下流部の変化

ゲート全開前の荒瀬ダムの下流です。ゲートが一つ開いていますが、殆ど水は流れていません。Photo_3

8月8日の荒瀬ダムの直下です。色も水量も全く違います。全開されたゲートの向こうの水の色も青みがかっています。Photo_4

fishダムの上流の変化

ゲート全開直後のダム上流部です。水位は下がっていますが、まだダム湖です。水位が下がって、露わになった護岸が景観を損ねています。P1060236

8月8日の写真です。護岸はかなり緑で覆われています。また、水の色からも明らかに水質が改善されているのが分かります。P1070360

行く度に、水質も景観も護岸も変わっており、本当に感動します。自然は私たちが予想した以上に早く、元に戻ろうとしているかのようです。撤去されれば、この地点における水位は5m以上は下がると思われます。下流部に急流があると言われた球磨川が再び姿を現すことを予想するだけで、ワクワクします。

地元の人たちも、早く一か所でいいので、ゲートを壊してほしいと願っています。今の技術で、エプロン(越流部で、河床から10mぐらいある)を壊すということは、本当に出来ないことなのでしょうか?全国の技術者に呼び掛けて、このダム撤去と撤去後の川の再生を実現すれば、県にとって撤去費用以上に多くのメリットがあるのにと、変わりつつある球磨川を見る度に思います。

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