球磨川の魚ーサナボリ
球磨川の瀬戸石ダムから遥拝堰まで、現在27種の魚が確認されています。もちろん、アユが最もよく知られた魚ですが、その他に市民になじみの深い魚がサナボリです。サナボリというのは、ヨシノボリの八代地方における俗称です。現在、この区域にはヨシノボリは、オオヨシノボリ、トウヨシノボリ、シマヨシノボリの3種が生息しているようです。昔は護岸や岩などに一面ににべったり張り付くサナボリが観察できるほどたくさんいたようです。現在はすっかり少なくなってしまいましたが、それでもかなり見ることができます。
今の時期、そのヨシノボリの稚魚をかなり見ることができるようです。その稚魚を「食べて下さい」とたくさんいただきました。
球磨川の最下流の堰を上ることがことができず、いっぱい集まってきているところを網で掬うのだそうです。下流で生き残って、大きくなったの場合にのみやっと遡上できるということのようです。稚魚も遡上できる魚道の改良が待たれます。
小さい(1.5~2cm)ので種類は分かりませんが、小さいながら縞がありますので、シマヨシノボリかなと思っているところです。
みんな上流に遡上してほしかったと思いながらも、せっかく頂いた恵み、食してみることにしました。もちろん食べるのは初めてです。まず、真水でよく洗って、生姜を入れて、二杯酢で食してみました。微妙な、初めての食感です。美味しいような美味しくないような・・・でもそんなには食べられません。その次にかき揚げはいけるのではないかと思い、小麦粉を溶いて、サナボリ稚魚、アオノリ、シソの葉を加えて、揚げてみました。これは、結構おいしかったです。聞くと普通佃煮にすることが多いようですが、あまり一般受けしないのか、採る人は少ないようです。
昔の人は、アユやウナギ、川ガニなど以外にも、こうした様々な自然の恵みを頂いていたのだろうと、また荒瀬ダム撤去後にどれだけの恵みが戻ってくるのだろうと、球磨川に思いを馳せながら、いただきました。もちろん、冷えたビールを片手に・・・・。
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