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2010年6月26日 (土)

荒瀬ダムゲート開放から約3カ月

cancerゲート全開から3カ月の変化

今年の4月1日より荒瀬ダムのゲートが順次開放され、3か月が過ぎようとしています。時折、訪問しても、水の色の変化や瀬の出現に驚くとともに、行くたびに感動を覚えます。地元の方の意見も踏まえ、どのような変化が起こっているのか、紹介します。

1)流れが出来たことで、鎌瀬より上流は多くの瀬が復活しています。まだゲートが全開しただけで、ダムのエプロン部分(河床から11m)が残っているために、鎌瀬まではダム湖になっています。カヌーで下った人に聞くと、瀬戸石ダムより鎌瀬までは、初心者には難しい上級コースで1時間30分程度だといいます。Photo ↑藤ノ瀬。鎌瀬橋のすぐ下流。この下の鎌瀬までの瀬が出現している。

2)大雨で水が濁っても、濁りが獲れるのは格段に速くなった。荒瀬ダムのすぐ上流部分でも、かなり深い底まで見えることがあります。Photo_2 ダム湖であることには、変わりないのですが、それでも以前とは全く違う水の色です。

3)堆積土砂が少なくなり、シルト(ヘドロ含め)はすっかりなくなり、砂利やごろごろした石の河原が出現しています。その石も泥がこびりついて白くなっているのではなく、きれいな石です。H220611

4)ダム湖であったところで、瀬が復活したところには、すでにカゲロウの仲間数種類(タニガワカゲロウなど)を確認することができます。

5)むき出しになっていた護岸の上部には、植物が浸入し始めています。帰化植物が殆どですが、イヌタデやアメリカセンダングサなどが浸入しています。Photo_3

cancer写真にみるゲート開放前後の変化

ダムのゲート開放前から撤去に向けての変化を記録するために、現在、数人の仲間と写真の定点撮影を行っています。いずれ、整理してすべてWEB上で別途公開していきたいと考えていますが、そのごく一部を紹介します。

one山の上から見たダムの上流・下流の変化R14h220329 宮坂氏撮影 平成22年3月29日

R14h220608 溝口氏撮影 平成22年6月8日

twoダム下流の変化

水が殆ど流れていなかった下流に、上流からの水がそのまま流れるようになりました。全開されたゲートを通して上流を見ることができます。

H210327 つる撮影 平成21年3月27日

H220606 つる撮影 平成21年6月6日

three鎌瀬橋上流の変化

鎌瀬橋より見た上流です。ダムが出来てから、水害被害を受けるようになった地区の一つです。ゲート全開後、宮ノ瀬が復活しました。

R222h220328 つる撮影 平成22年3月28日

H220606_2つる撮影 平成22年6月6日

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