五木村のお店紹介ー「はなみずき」
4月21日、新緑の五木村を訪れました。目的であった役場などで用事を済ませると丁度お昼時になったので、前から五木村のパンフレットで紹介されていた「はなみずき」というお店にいきたくなり、知人と二人と行ってみました。役場周辺ということは分かっているのですが、かなかなそれらしいお店は見当たりません。JAで訪ねて、言われたところにいきますが、大きな看板が出ているわけでもなく、聞いてないと、そのまま素通りしそうな普通の家といった感じです。
玄関の前の、「WELCOME はなみずぎ」の小さな看板に気がつかなければ、玄関の前まで行かずに引き返したことでしょう。普通のお宅を訪問した時のように、玄関口で「ごめんください」と声をかけると、中から「どうぞ」の声。案内されたお部屋は、これまた普通の家のダイニングキッチンです。でも、壁には小さなメニューが貼ってあります。昼ご飯をと思って、尋ねると、食事はみんな前日までの予約が必要とのこと。アップルケーキとコーヒーのセットをお願いしました。手作りのケーキで、とてもおいしかったです。このセットが350円。
かわいいおしながきです。事前に予約を入れておくと、ヤマメ定食などが出してもらえるとのことでした。おかみさんは杉山直美さん。以前は頭地の小学校の近くにお住まいだったとのこと。以前からケーキ作りが好きで、代替地に移ったら、お店をしたいと思っていたが、家庭的な雰囲気でしたかったので、もう住居をそのまま利用することにしたと言われていました。
接客に利用している部屋はこのダイニングキッチンと応接間の二部屋です。合わせて10数名ぐらいの利用でしょうか。あまりにも家庭的・・・というより親戚のおうちにお邪魔したみたいで、杉山さんもテーブルに座って、ごく普通のお話をしました。そのうちに杉山さんが、「五木でコンポストを利用したごみゼロ運動をしたい」「テレビでみた高倉コンポストというのをを広めたい」と言われるので、「それいいですね」と話が弾んで、「詳しいことが分からない」と言われるので、「私が調べてみましょう」ということになりました。宿題をもらったような感じで、早速調べて、資料をお送りすることになりました。
さらに驚いたことに、一緒に行った知人の友人が杉山さんの妹さんのご主人であることが分かり、話は妹さん夫婦のことに。こうなるともう親戚話題です。すっかり、昔からの知人のようになって、予定時間をオーバーして話し込んでしまいました。
ケーキはとってもおいしかったです。みなさん、是非行ってみてください。お食事を希望される時は、事前に予約することをお忘れなく!杉山さん、五木で高倉式コンポストが広がるといいですね。
※ちなみに、「高倉式コンポスト」というのは、特別なコンポスト容器や発酵菌があるのではなく、短期間でゴミを土に返す手法をいうのだそうです。インドネシアのゴミの町をきれいな町に変えたということで、テレビで最近放映され話題になった方法です。その方法については、下記を参考にしてください。
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アメリカのダム撤去の事情は、日本とかなり異なりますが、発電目的のエルワダムはその規模だけでなく、ダムが建設されて以来、そこに生息していたサケやマスの90%以上が減少し、地元で生活してきたクララム族と国立公園局が、自然と魚の回復のために運動してきた結果撤去が実現に至った背景など、荒瀬ダムにも通じるものがあります。



3月31日のカウントダウンイベントにおいては、地元の皆さんが看板作りや投光機の設置など会場づくりから差し入れの準備・後片付けなどすべてを引き受けてくれました。また、翌日の4月1日は、午後9時から地元での報告集会と、本当に大変な一日でした。
その活動のすべてをされたのは、みんな70歳代、80歳代の方ばかりです。病気を抱えている方、体が自由に動かない方ばかりで、正直、「3月31日の晩は、明日までもつかいな」と思ったそうです。しかし、1日の夜地元で行われた祝賀会には、あふれんばかりの笑顔でいっぱいでした。
皆さん、「生きているうちに撤去が実現するとは思わなかった。こんなにうれしいことはない」と。しかし、その後に、「でも、まだ球磨川の再生をどうするか、問題が残っている」と続きます。撤去を勝ち取ることが目的ではなく、昔の球磨川を取り戻したいと本当に思っておられるのだなあ・・・と、その思いに感銘しました。















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