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2010年3月10日 (水)

県議会における荒瀬ダムに関する質問(1)

3月9日の熊本県議会における代表質問において、村上寅美議員(自民党)と平野みどり議員(民主・県民クラブ)が荒瀬ダムを取り上げています。その内容はすでに県HP上から録画を見ることができます。

http://www.pref.kumamoto.jp/site/gikai/sokujitu.html

蒲島知事の回答はこれまでのいろんな場面でのコメントを超えるものはありませんでしたが、存続を撤去へと方向転換した理由は、政権交代にあるとして、民主党への責任を大きく求めています。退路を断って撤去に向けて努力をするといわれるのでしたら、仕方なく撤去へとかじ取りをしたという姿勢はやめ、水利権申請も取り下げてこそ、退路を断ったと言えるのではと思います。

baseball村上寅美議員の質問要旨

知事が存続を表明したとき、自民党は存続を容認する立場をとってきた。環境対策や治水対策を進めることを条件に、危機的な財政状況から仕方がないという判断であった。同時に知事は撤去する場合の4条件を挙げ、撤去資金を優先するとの判断をした。

それがどうしてこうなったのか。菅直人国会議員が荒瀬ダムを視察したとき「国が支援するべき」と言っている。松野国会議員も「支援の可能性がを高い」と言った。与党の発言が無責任な期待感を高めた。最後まで責任を取るべき。

先日水利権の取り下げの申し入れが民主党からあった。「取り下げれば、様々な支援をする覚悟である」と述べている。すでに知事は撤去に向けた準備をしている。

一方で3月末で失効するということについて、企業局は確認してこなかったのか、やるべき手続きを怠ったことは否めない。撤去のための4条件という課題はこれまでと変わっていない。

これまでの新政権の対応について、どのように考えているのか。また4条件のクリアにどのように考えているのか知事の考えを問う。

baseball蒲島知事の答弁要旨

9月の政権交代で環境が一変した。財政支援があるという期待感がたかまった。民主党はそれに答えるべき。民主党が約束を守れば4条件が整うと思い、一生懸命努力してきた。それが、「荒瀬ダムは老朽化の対象外」「財政支援は困難」「水利権は失効する」と予想をしないものになった。老朽化対策はそもそも、荒瀬ダムの財政支援の要請をしたからおこったこと。

水利権の申請をぎりぎりまで待ったのは、国が財政支援制度をつくるということを信じていたから。何度も要請し、その回答を待って、判断したいと思った。いっこうに回答がなく、114日にやっと上のような回答があった。進むも退くも困難な中で、県民の幸福を考えるべきと思い、これ以上存続に拘るべきではないと思った。退路をたって、撤去に全力で取り組みたい。撤去のための予算も組んだが、技術的・財政的には国の支援が不可欠。

4条件の解決にむけて、国に、老朽化したダムの補助制度に荒瀬ダムを加えること、交付金の利用しやすくすることなど求めていきたい。企業局も経営計画の策定を行い、不足する撤去費用の確保を最優先にする。治水対策は国にも河川管理者にも求めていく。農業用水の確保には八代市にも協力を求める。全国初のダム撤去に向けて、技術研究委員会を設置し、国の参画を求める。撤去の条件整備に向けて、関係者の協力ももらい、最大の努力をしていく。

以上。

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※平野みどり議員の質問要旨については、別途アップしたいと思います。

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