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2010年2月21日 (日)

蒲島知事が坂本町住民に説明

basketball水利権の申請に理解を求めるも・・・

2月20日午後7時、坂本町の中津道社会福祉センターで開催された荒瀬ダム説明会に、蒲島知事が出席、今後の撤去方針について説明、撤去を前提とした2年間の発電延長に対する理解を求めました。平成14年に撤去が決定していた荒瀬ダム撤去を一転存続、そして再び撤去へと転じ、地域住民を翻弄させたことに対し、蒲島知事は謝罪したものの、会場から多く出される不満の声にも、発電存続の姿勢を崩そうとしない態度が、住民に受け入れられたとは思えません。説明会の終了まで、会場からは「水利権の申請はするな」「すぐ、撤去して」の声があちこちから出されました。200220

住民や、漁協の同意なしに水利権が申請された事例はないにも関わらず、蒲島知事が強引に水利権の申請を行おうとすれば、更に住民を混乱の中に陥れていく可能性もあります。

basketball会場から出された多くの不満・意見

撤去への方向転換は住民の悲願であり、待ちに待ったうれしいことであるにも関わらず、これ程住民が怒るのには理由があります。一番の問題は蒲島知事が自分の説明のどこが住民を怒らせているのか、全く理解してないと住民が感じているところにあります。「存続の判断をして良かったこととして、住民の苦しみを知ることができた」「水利権の解釈については、国を相手に裁判をすることも考えた」「その時その時の判断は間違ってなかった」と「自分は間違ってなかった」という態度では、住民の神経を逆なでするばかりで、歩み寄るきっかけも自分で潰しているような印象です。ましてや、最後まで自分は一歩も譲らないという一貫した姿勢ありありでは、意見交換ではなく、一方的な説明会でしかありません。

▼会場から出された意見の紹介です。

200220_2 ○就任2か月にもならない時に、撤去凍結をした。そして、存続を決定、また撤去と言われても信用できない。

○ダム撤去を1丁目1番地として頑張るというが、2年間水利権申請をする意味が分からない。結局、自分の任期中だけでも発電をさせてくれと言っているのではないか。信用できない。

○前原大臣に「だまし討ちにあった」と言われた。前原大臣の判断がおかしいと思っているのか。

○老朽化したダムの中に入れてくれと言ってるが、2年間継続して発電しようというのは矛盾している。

○2年間の水利権申請という知事、企業局に憤りを感じる。更に混乱が深まるだけ。政権交代と水利権の解釈は関係ない。河川法は民主党がつくったものではない。

○河川法は河川管理者は同意を取って申請しなさいということを言っている。同意なき申請は1件もない。知事は、同意がなくても申請すると言っているが、河川法をどのように考えているのか。

○建設時に、企業局に「ダムの満水位より1m上が危険水位で、そこまでしか水はこない」と説明されたが嘘だった。その後も間違った説明ばかりで、対応もしてこなかった。住民の苦しみが分かるというなら、みんなの聞きとりをするなど、過去50年間の検証をするべきだ。

○知事が直接来て説明するべきと思った。しかし、言葉を巧みに使って、何とかしようというのが見えて悲しい。それでは、住民は説得できない。

○申請しても許可はいつ下りるか分からない。知事は2年間のうち何カ月発電できると思っているのか。

○7年前に撤去が決定したが、存続になると撤去費用が膨らんだり、企業局は信用できない。第3者に撤去費用を試算させたらどうか。

○路木ダムは、なかった水害をでっちあげてでも造ろうとしてる。荒瀬ダムの姿勢と矛盾している。

○お金がないというが、路木ダムなど不確実性があるものに予算を付けたり、明らかに赤字である阿蘇の風力発電所を継続するなど、お金の使い方に不信感がある。

○撤去は本当に待ち望んでいたことうれしいこと。知事は撤去は間違いないというが、住民は納得できていない。水利権の申請はしないで、撤去に入ることをお願いしたい。同意を得られないで申請するのには、無理がある。

・・・住民の意見が賛否両論であれば、知事が総合的・客観的に判断して水利権の申請を行うことも可かもしれません。しかし、全く理解を得られないままで水利権の申請を行うのであれば、自分の一存で撤去凍結を決め、存続へまい進した強引なやり方と同じです。合意形成を図って県政を行うことができなければ、民主主義を尊重している知事として評価を得られることは難しいことでしょう。知事には企業局の目線、企業局の財布ではなく、県民の目線、県民の財布で、荒瀬ダムの問題解決を諮ってほしいものです。

今日の天気:sun

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