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2010年2月 3日 (水)

荒瀬ダム撤去決定!―蒲島知事、記者会見

club蒲島知事、「荒瀬ダム撤去」正式表明!

今日の午後4時から行われた記者会見において、蒲島知事は正式に荒瀬ダム撤去を表明しました。「水利権の延長が不透明となり、ダム存続の前提が崩れた」「資金や安全性、資資金技術の確保などに最大努力をしたい」と述べたと共同通信は伝えています。一昨年の6月4日の「撤去撤回」発言より1年と8カ月・・・翻弄されただけのこの期間はいったん何だったんだという思いもありますが、やはり撤去への方向転換はうれしく、それ自体は素直に評価したいところもあります。しかし・・・・

一方で「撤去を条件に2年間のダム存続について漁業などの同意を得る考えだ」(毎日新聞)とあるように、2年間の水利権申請を行うことを明らかにしています。しかし、この水利権の申請は、漁協などの同意が必要な新たな申請であることには間違いありません。許可がおりるまでの審査には数カ月かかり、その間ゲートは全開されることなど考えると、この2年間の水利権取得にどれほどの意味があるのか分かりません。

何より、地元や漁協の理解を得られるとは到底思えません。

club坂本住民の総意は、「更新せずに、撤去すべき」

今日、蒲島知事の正式表明があるのに合わせて、坂本町では、現在の状況及び今後の対応について、住民の意見収集が必要だとして、午後4時から中津道の社会福祉センターで集会がありました。単なる対策会議かと足を運びましたら、100人は超える地元住民が参加していました。地元の撤去への思いの強さを感じます。

100203まず、木村元坂本村長さんから、これまでの経緯説明や、今日の知事記者会見に関して入ってきた情報の提供があり、今日の知事発言に関する参加者の意見を募りました。

今日県議に対しての説明時に配布された、撤去に向けた県の「今後の対応について」(3)には、「水利権については、上記(1)の準備やその期間におけるダム管理費などの経費に充てるとともに撤去資金の確保に資するため、藤本発電所(荒瀬ダム)の発電事業を、平成24年3月31日まで継続できるよう現行水利権の許可期間を2年間延長する申請を行うこととし、速やかに許可が得られるよう国に対して働きかける」とあります。いまだに、「許可期間の延長」という解釈をしています。期間の延長だけの更新はできないことを認めていないことがそもそも問題です。

しかし、坂本の住民はもう騙されません。2年間の延長は認めるべきでなく、すぐ撤去の準備に入るべきという意見が全部でした。主な意見は以下のようなものです。

◎具体的な説明がなにもないお粗末な説明である。また、同じことの繰り返しではないか。

◎この村に対立の構図を作ったのは荒瀬ダムである。その犠牲に対価を支払うべき。また2年発電を行うといえば、また同じ。このまま、終わりにしてほしい。

◎2年後に撤去すると言っても、信用できない。また、政権が変わったり、知事が代わればひっくり返せる。2年後がどうなるかは分からない。

◎私たちは水利権は更新できないと主張してきた。これはもうごまかせない。水利権が切れたからと言って、すぐ撤去せよという話にはならない。撤去計画をたてて、調査を行うとかゲートを取り外すとか少しづつ、1~3年かけても国は認めるはず。

◎2年間のうちに撤去計画策定や環境対策を話し合うというけど、それは撤去が決まって数年間やってきた話で、もう必要ない。

今日の集会における坂本町住民の総意が、「2年間の水利権申請は認めず、すぐ撤去に入るべき」であったことは間違いありません。

今日の天気:sun

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