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2010年1月26日 (火)

蒲島知事の記者会見は矛盾だらけ(2)

cancer「更新」と「新規の水利権申請」がごっちゃになっている記者会見

記者会見の最初から最後まで、蒲島知事の中では、県が主張する「水利権の更新」と、国にが「水利権は失効するので、新たに水利権の申請をする場合の申請」がごっちゃになったままのようです。マスコミにも矛盾を突かれています。

―同意を得なければ、申請という手続きにはいれないと思うが

知事:同意を得られるように努力しますが・・・

―同意をえるということは、先ほど国が言った失効は受け入れなれないということに矛盾していませんか?

知事:うん??えっと・・・(と、違う話題に入っていく。質問の意図が分からないようです。)

つまり、今まで単なる更新には漁協の同意はいらないといっていた知事は、これまで漁協の申し立てに「漁協の同意は必要ないので、同意がなくても申請する」といってきたのですが、「同意を得る努力をして申請する」ということは、国の失効の判断を認めたことなので、マスコミはそこを質問したわけです。

こういう、ごちゃまぜになった発言が随所に見られます。

少し、水利権の見解の違いを整理します。今許可されている(3月31日に失効する)水利権を「現水利権」、2月までに申請すればまた許可されると思っている水利権を「水利権A]、国が新たに申請なさいということで許可の可能性がある水利権を「水利権B」とします。このAとBは全く違うものです。国はBは許可できませんと言っています。しかし、現水利権の更新はできないのですが、県は許可期限がきれる前に手続きをすれば、水利権Aがもらえると思っていました。水利権Bは新しい手続きですから、架空水利権Bの更新期間もなにも関係ないのです。早く申請すれば、それだけ早くもらえるかもしれません。しかし、「水利権Aを取得するためには、漁協の同意が必要ですよ。」「漁協の同意がない水利権の申請が前例がありませんよ」と国は言っているのです。

失効を認めたくなければ、水利権Aが取得できるという主張を押し通し、漁協の同意を得ずに2月末日まで申請をしてみたらいいのです。国は失効しますといっているのですから、更新は認められないでしょう。それからまた水利権Bの許可を得るために、漁協の同意を得て、水利権の申請手続きをしなければならなくなり、よけい時間がかかります。漁協の同意を得て、申請を行うことは、水利権Bの許可を申請するということになり、一番の早道です。すなはち、失効を認めることに他ありません。逆にいうと、漁協の同意がない水利権の申請を国交が受け付けた場合は、県の主張を認めたことになります。しかし、その後は河川法の38錠から43条にしたがって、手続きが進んでいくことになるので、同意が得ていない分、審議に長くかかるのは間違いありません。

マスコミにも、今回の国の見解があったことについて、「新政権に変わったからといって、河川法の解釈が変わったわけではない。水利権の解釈を含め、あらゆる場合を検討したと思うが、検討が不十分でかなっかた」と問われていたが、まさに不十分であったか、解釈が間違っていると知っていて、それを押し通そうとしたかのどちらかしかありません。

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