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2010年1月27日 (水)

社会資本整備総合交付金をダム撤去費用に!

scorpius「内容が分からないので、撤去には使えないかもしれない」??

1月20日の記者会見において、蒲島知事は、前原大臣が提案した社会資本整備総合交付金の利用について、「内容が分からないので、撤去には使えないかもしれない」し、道路にしか使えないかもしれません」「使用のための用途も分からない状況にあります」と答えています。

前原国交相が荒瀬ダム撤去にこの交付金を使用したらどうかと提案したのは、1月14日です。前原さんは、この交付金について説明もしないで、使ったらどうかと提案したのでしょうか。また、荒瀬ダムには使えないかもしれないという前提で、利用をすすめたのでしょうか。

前原大臣が知事に提案したということは、「撤去の関連事業に使用したいと具体的計画をたてて申請すれば、許可しますよ」ということをほのめかしていたと捉えるのが普通です。撤去事業への利用を進めて、利用できないという結論が出たときであれば、「だまし討ちにあった」と怒っていいと思います。

こういう提案があれば、「どういう事業に使えるのか」と早速確認するのが当然の行為です。「使途も不明」という発言がでること自体、撤去を真剣に考えてない証です。

scorpius「社会資本整備総合交付金」について

実際、1月6日の時点で、この交付金についてはネット上に公開されていますした。http://kawabegawa.jp/tr/arase/syakaiseibi-kouhukinn.pdf

前原大臣との会談のあと、記者会見まで、蒲島知事は、前原大臣が間接的に撤去費用を補助する方法を提案したのに対し、この交付金について何も調べなかったのです。

蒲島知事は「使途も明確でない」とコメントしていますが、これによると、対象事業も「国交省が所管する住宅・社会資本整備に関する事業全般」とあり、政策分野には「水の安全・安心基盤整備」も含まれています。また、前原大臣は、「かさ上げとか堤防整備に利用したら」と具体的に提案しているのです。交付率は「現行の事業で適用される国費率を基本」とありますが、「対応する原稿事業がない場合は2分の1」とです。しかも、3~5年継続して使用できます。Photo_2 蒲島知事の記者会見は聞けば聞くほど、「荒瀬ダムの撤去など考える気は毛頭ない」ということを県民にさらけ出しているように思えます。また、真剣に考えてないので、その発言は矛盾だらけになっているのではないでしょうか。

更には、「使いたい事業はたくさんある」と言われていますが、「撤去をしたい」という気持ちで、何度も要望に上京されたのあれば、荒瀬ダム問題の解決は県政の優先課題であったのではないでしょうか?他の使いたい事業もみんなリストアップしても、その中に荒瀬ダムが入る可能性はないのでしょうか。

荒瀬ダムの撤去費用は約71億円です。そのうち本体の撤去に関するものは30億円で、残り40億円は土砂除去費用や護岸の補修、環境対策費です。最も大きいのは護岸の補修費の14億円です。どれも対象事業の可能性はあります。それを検証もしようとしない姿勢は全く解せません。

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