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2009年4月 8日 (水)

今年の球磨川の天然アユ遡上

fish3月12日から始まった掬いあげ作業

Sozyouayu 八代海で冬を過ごした稚アユは、毎年3月初めに遡上を開始します。今年は例年より早い3月12日に球磨川漁協による遡上が開始しました。球磨川本流の一番下流にある球磨川堰が掬いあげの現場です。魚道を上ってきた稚アユを網に誘導し、トラックで上流に運ばれ放流します。今年は八代海でかなりな稚アユの群れが確認されていました。しかし、最初のうちは、なかなか上ってきませんでした。水量が多すぎで、上れないとのことです。稚アユの遡上にとって、良い条件が整った3月24日、大量の遡上がありました。1日で215kg、53750尾。順調な遡上が数日続きましたが、また、まったく遡上しなくなりました。水温が低すぎるとのことです。寒い日が続き、花見も出かける人も少ない今年の花見シーズンだったようですが、稚アユの遡上も水温にも大きく影響されます。

4月7日、「大量の遡上があっている」という電話を受け、仕事をほったらかしにして出向きました。本当に、上る上る!元気よく跳ねる稚アユに現場も活気があります。

fish球磨川の放流事業について

球磨川に53年前に荒瀬ダムが建設されるまでは、鮎は自力で上流まで遡上していました。しかし、ダム建設によって、人間の手を借りなければ遡上できなくなり、球磨川漁協による放流事業が始まりました。

Kumagawaseki Gyodoupool_2 球磨川本流の一番下流にある球磨川堰で作業は行われます。魚道を上ってきた稚アユを網が張ってあるプールに誘導します。

Sukuiage 網を手繰り寄せて、手網でバケツに移します。

Tiayuaminonaka 網は稚アユで真っ黒です。

Baketurire バケツリレーでトラックの水槽に移されます。

Houryuu トラックで上流に運ばれ、放流されます。球磨川のアユ解禁は6月1日です。

fish放流事業費は5000万円

春の天然アユの遡上量は年々少なくなっています。球磨川漁協は産卵場の造成やカワウ駆除など行い、なんとか天然アユを守っています。

荒瀬ダムが撤去されると、ダム湖に瀬がよみがえると、多くの産卵場ができるると、球磨川漁協の方たちも、この前まで、2年後の荒瀬ダム撤去を本当に楽しみにしていました。蒲島知事はダム存続の決定をしましたが、漁協も住民も納得しているわけではありません。荒瀬ダムの利益は毎年2000万円にもなりません。一方アユの放流事業には、毎年5000万円が費やされています。財政を理由に存続を決めた蒲島知事には、企業局の財布だけでなく、県民の利益とは何か考えてほしいものです。

今日の天気:sun

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