« 荒瀬ダムを撤去して、八代海を豊穣の海に! | トップページ | 米、大型ダム撤去の時代へ »

2008年11月15日 (土)

五木村ファンクラブができます

maple「ダムに沈む村」から「ダムから村を守った村」へ脱却を願って

 五木村の和田村長が「五木ファンクラブ」を作ることを発表しました。蒲島知事がダムの白紙撤回を求める決断をしたことで、川辺川ダム問題は今全国から注目を集めています。これを利用しない手はないという和田村長の判断は当然だと思います。 

 五木がダムに翻弄されたということに心を痛めている人たちは全国に多いことでしょう。しかし、そういう方たちも、ダムに翻弄されない村の再建のために、村自身が行動を起こしてほしいと願っていることでしょう。ダムを造ることに固執している国交省が自ら五木村の再建に動き出すことはありえあせん。

 五木はダム問題があったために、村の再生計画を国と一体となって取り組んできました。そのために、地元人が願う村づくりは後回しになったと言ってもいいでしょう。実際、五木には素晴らしい自然素材があります。これまで後手にまわった地域おこしを流域一体となって取り組むことが、五木だけでなく八代海まで含めた再生につながることに違いありません。

maple五木村は宣伝が下手かも・・・

 先日も紅葉の五木村に行ってきました。紅葉真っ盛りの日曜日だというのに、曇り日のせいがあったにしても、車が少なすぎます。みんな泉村方面へ行くからです。泉村の紅葉もとてもきれいです。しかし、車は渋滞、考えるだけで、いつも二の足を踏んでしまいます。

この日は、大通り峠から、端海野に行き、大滝をめぐって、白滝公園へ降りてくるコースを行きました。見ごろを少し過ぎていましたが、とてもお奨めのコースです。ただ、観光地として考えると、途中でお土産や地元の産物がなどが買える物産展などがあればいいなあと・・・

Ootakitannkaino2_2 端海野から白岩戸に降りてくる途中にある飯干川に大滝という滝がありますが、これもあまり知られていません。菊池渓谷程の面積はないけれど、決して負けてない渓谷です。大滝というより、「飯干渓谷」の名前で売り出したほうが、新緑や紅葉の季節に出かけようという気分になりそうです。遊歩道も整備されていて、渓谷沿いに10分ほど歩くと大滝に着きます。この日はもうひんやりと肌寒かったですが、心地よい散歩ができました。

maple上流と下流の交流がほしい。

前日に五木村と方とお話しする機会がありました。「本音では、みんなこのままではいけないと分かってる。」「しかし、国交省がダム前提でないと、何の予算もつけないという以上、再建に必要な橋や道路の建設は不可能」「蒲島知事にぜひリーダーシップを取ってほしい」と話されていました。

私は思い切って、「ダムに翻弄されたのは、下流の住民ー特に水害に遭ってきた人や、漁業者も同じ。」「五木は補償があるだけまだいい。また外部からの応援も望める」「一度、五木と下流の住民が一緒になって議論する場がつくれたら、流域が同じ悩みを抱えていることが分かる」とお話ししました。彼も全く同意見でした。みんなそう思っているのに、外に向かってはっきりそう言えないのが、ダムの弊害の大きさを物語っています。

今回の和田村長の「五木ファンクラブ」設立が、これまでの五木からの脱却のきっかけになってほしいものです。たぶん、ファン第1号は蒲島知事でしょう。

今日の天気:cloud → rain

▼以下、ファンクラブ設立の毎日新聞記事です。 http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20081112ddlk43040358000c.html

五木村:ファンクラブ会員募集へ 広報誌や特産品情報提供 /熊本

 五木村は20日、観光や旬の特産品などの情報を無料で提供する「五木村ファンクラブ」の会員募集を始める。「蒲島郁夫知事の川辺川ダム反対表明以降、ダム計画に揺れる村として露出度が高くなったことを逆手に取って、村のPRに活用しよう」と、和田拓也村長が発案した。

 高齢化率が県内トップの40%を超え、過疎化が進む村に興味を持ってもらい、交流人口を増加させるのが目的という。また、12月定例村議会に「ふるさと納税」制度を設けるための条例を提案し、「五木ファン」からの寄付の受け皿も用意する予定。

 会員には、2カ月ごとに村の広報誌や特産品情報を郵送する。「五木村に興味のある方」なら国籍を問わず申し込めるが、提供する情報は日本語のみ。

 村にはヤマメ、生シイタケ、シカ肉、ソバ、キビ、アワなどの特産品があるが、いずれも山間地域の少量生産で、JAの販路に載せるほどの生産量がない。このため、会員からの注文(有償)で村の農家が特産物を生産し、直送するシステムを目指す。

 20~24日に村中心部で開かれる「第20回五木の子守唄祭」で募集を開始する。問い合わせは村役場0966・37・2211。【高橋克哉】

毎日新聞 2008年11月12日 地方版

|

« 荒瀬ダムを撤去して、八代海を豊穣の海に! | トップページ | 米、大型ダム撤去の時代へ »

五木村」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 荒瀬ダムを撤去して、八代海を豊穣の海に! | トップページ | 米、大型ダム撤去の時代へ »